2026.10.09

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【ライブレポート】FTISLAND 東京ガーデンシアターでツアーファイナル!


FTISLANDが9月27日、東京ガーデンシアターで『2026 FTISLAND TOUR 0 — XIX — III 'FaTe' in JAPAN』ツアーのファイナルを迎え、9月2日にリリースした日本最新シングル「Lemonade」など日本と韓国の楽曲を織り交ぜた楽曲群を披露。ボーカルのイ・ホンギが3階席まで練り歩き、アリーナフロアをファンと全力疾走するなど、観客と一体になって遊び尽くした、笑顔あふれる一夜となった。

『2026 FTISLAND TOUR 0 — XIX — III "FaTe"』は、ソウルを皮切りにマカオ、台北、高雄、シンガポール、香港、クアラルンプール、バンコクを経て、名古屋、神戸2days、東京2daysとアジア8地域11都市を巡ってきたツアー。この東京公演がツアー全体のファイナルとなった。

今回のツアータイトル『0 — XIX — III』は、タロットカードをモチーフにしたもの。「0」は愚者、「XIX」は太陽、「III」は女帝を意味する。その3つの数字が“過去・現在・未来”を表し、積み重ねてきたすべての瞬間が、今のFTISLANDへとつながる“運命=FaTe”だったという意味が込められている。

怪しげなSEが流れ、暗いステージにぽつぽつと明かりが灯ると、3階客席からローブをまといランプを手にしたホンギが登場。まるでタロットの「隠者」のカードのような姿でゆっくりと3階、2階、アリーナまでを練り歩き、ステージへ。ステージ後方にあるドアから消えると、LEDモニターに描かれたタロットカードが1枚ずつめくれるのに合わせて、純白のスーツのイ・ジェジン(Ba./Vo.)、チェ・ミンファン(Dr.)、イ・ホンギ(Vo.)が一人ずつ登場。ポジションに着くと、清涼感のある「SATISFACTION」で幕を開けた。「Hourglass」、「Sage」と徐々にリズムが重くなっていくと、ホンギの「みんなの声が聞きてーんだよ! もっと声出せ!」という号令で、会場に大きなシンガロングの声が溢れた。



最終公演前日夜に、ホンギが自身のインスタグラムで、「明日のドレスコードは白」と告知していた。この日、白スーツ衣装で登場すると、「台北のフェスでこの衣装を着たら、僕が“白いプリンス”と話題になったから日本でも着ようと思って」と説明。「でも俺らはビジュアルで勝負するバンドじゃない。ビジュアルはあくまでステキな音楽のおまけだから!」と言って場を和ませた。

「俺らのライブは、みんなの声がないと完成しない」とホンギが言うと、「LIMITLESS」、「Starlight」ではファンの大きなコーラスの声が会場を包み込む。ホンギはそんなファンにより近づくためにフロアに降りて歩き回りながら歌うと、一緒になって声を出すファンの姿にカメラを向けて写真に収めた。

ホンギはツアーファイナルを迎えて「正直、寂しい。体制を変えて、自分たちの手で1から100まで作った初めてのライブだから」とつぶやくと、「でも、心配はしていません。何があっても行けそう!」とツアーへの手ごたえを語った。

ギターサウンドが映える正統派ロック「No.3」から、ミンファンのドラムソロのブレイクを挟んで「Broken」へ。ホンギの歌声が熱量を増し、ジェジンとミンファンが支えるリズムが、その声を押し上げる。ステージ上の3人が、互いの音を確かめ合って立つ姿こそ、バンドとしてのFTISLANDの姿だ。



中盤は、動から静へ。シンプルなアレンジで、懐かしの曲を披露した。「昔、『MTV Unplugged』でアコースティックライブをしたけれど、そういう雰囲気のライブがしてみたくて」とホンギが言うと、短い花道の先端の小さなステージにホンギ、ジェジン、サポートギターの大矢の3人が登場して、椅子に座る。アコースティックではないが、静かでシックなアレンジで奏でた「LOVE LOVE LOVE」でファンとコール&レスポンスを楽しんだ。ブレイクでは「最近、悲しいことあった?」と客席との会話を楽しむと、「ツアー最後だから、しばらく俺らと遊べなくなるじゃん。その悲しい気持ちで歌って」とリクエストしてファンと一緒に一つの感情を作り上げていった。そして「Thunder」を歌い終えると、「やっと自分たちの音楽がやれるようになってからは、ライブで自分たちの曲ばかりやっていた。でも、最近は昔の曲も僕らの一部だと思うようになった。みんなの思い出の曲だし」と、このコーナーで懐かしい曲を選んだ理由を明かした。

その後は、ギター1本で歌い始めた「Cloud」から英語詞曲「Rising Star」で爽やかなムードを届けた。



「Summer Night's Dream」で、ホンギは再び3階客席に登場。カメラを手に客席の写真を撮りながら歌い、練り歩く。ファンは席から離れることなく、ただ一緒に近くで歌うことを楽しんでいた。2階に到達する前に演奏が終わってしまったため、急遽セットリストにない「I Hope」を追加して移動時間を稼いだが、こういう臨機応変なところもFTISLANDらしさだ。

「Falling Star」でアリーナフロアに到達すると、サビでファンと一緒に通路を全力疾走して会場を沸かせた。さらには「ほかのメンバーも走るから!」と言い放ったホンギは、「俺、ジェルミになるね」と、ミンファンに代わってドラムセットに座る。名作韓国ドラマ『美男<イケメン>ですね』でホンギが演じたバンドのドラマー、ジェルミ役さながらドラムをプレイ。その間、ジェジンとミンファンがアリーナフロアを駆け回った。すると会場から「(サポートギターの)大矢くんも!」という声が上り、ジェジンがギター、ホンギがベースとパートをチェンジして演奏を盛り上げた。こうやって会場ファンと一緒に「遊ぶ」のもFTISLANDの流儀だ。

ホンギは、「今年から自分たちのチームを作った」と話し出した。音源制作もライブも、メンバー3人がイニシアチブを持って進め、事務所がサポートをする体制になった。『FaTe』は、新体制一発目のツアーとあってプレッシャーもあったようだが、ファンの好反応を見て自信が持てた様子。そして、「来年は韓国デビュー20周年。いろいろ用意している。でも、いいものを作らないと聴いてもらえない。これからももっと自分たちらしい曲を作るので、期待してください」と熱く語った。

本編最後は、まさに自分たちの道を切り開いてきたFTISLANDのアイデンティティともいえるハードな楽曲で猛攻をかける。「PRAY」で「声だせー!」と煽るホンギに食らいつくオーディエンス。「GIANTS」でジェジンのベースはブンブンうなり、ミンファンのドラムがずっしりとしたビートを刻む。そして「THUNDERSTORM」で「この曲のように前に進むから。死ぬまでついてこい!」というホンギの熱のこもった言葉と歌声に、ファンのコーラスの声が熱く応えた。

アンコールではフォーマルな白いプリンスからTシャツに着替えて登場。「一緒に歌おうぜ!」と呼びかけ「アリガト」を歌うと、「みんなの光を消さないように、これからも頑張るから。本当にありがとう」とホンギは感謝を伝えた。



さらにホンギは、「バンドを長くやっていると、大事なものが見えてくる。自分たち自身も、自分たちの音楽も大事だけれど、やっぱり、俺らの音楽を聴いてくれるみんなが一番大事。どんどん年を取っていくけれど、もっとステキなライブ、幸せなライブを作りたい。みんなのおかげだけれど、『愛してる』とは言えない。トリハダたつわー(笑)。でも、心から感謝しています。来年の20周年が楽しみ。怖い気持ちもあるけれど、見せたいものを見せればいい。これからのお知らせを楽しみにしてください。メンバー3人、休まずに走ります」とファンに伝えた。

ジェジンは「ツアーが始まる時は、『うまくやろう』という気持ちでしたが、今は『いい時間が過ごせた』に。人生のほとんどを音楽と共に過ごしていくうちに、自分にも変化がありました。昔は、自分に自信がなくてあがいていたけれど、ライブを重ねていって、皆さんに僕らの音でいろいろなことが伝えられると感じられるようになった。これからも僕らはどんどん変わっていくけれど、どんな形に変わろうと、僕らが皆さんを大事にして、いい音楽、いいエネルギーをあげる気持ちは変わらない。だから、ずっと僕らのことを見守ってください」と穏やかな口調で語り、変化を恐れず進む決意とファンへの変わらぬ想いを伝えた。

ミンファンは「4月にチームFTISLANDを作って、僕たちだけで作った初めてのツアーが『FaTe』でした。さまざまな国と地域を回って、改めて皆さんへの感謝、メンバーと親への感謝の気持ちが湧きました。これから本気で頑張らなきゃ。今まで以上に走ります。応援してください」と照れくさそうに、しかし力強く決意を述べた。

メンバーの言葉を受け、ホンギは「メンバーがここまで考えていて、驚いた(笑)。FTISLANDはいろいろな壁を乗り越えてここまで来た。20年やって来たからこそ、学ぶことも多かった。止まりたくない。音楽を、ライブを。年を取ってもライブをやりたい。だからみんなも、いつでも僕らのライブに遊びに来てください」と改めて気持ちを伝えた。

そして、「新曲いこうか。遊び方知ってる?」とファンに語りかけると、アカペラで「Lemonade」のコール&レスポンスを確認してから、日本の新曲を披露。ホンギが「いいものを作らないと聴いてもらえない」と語っていたが、FTISLANDはいい曲を聴いて終わりではなく、ライブで一緒に育てていくのだ。「FREEDOM」ではタオルを振り回し、楽しさが大爆発。「狂っていこーぜ!」というホンギの声で始まった「LET'S SEIZE THE DAY」では、ホンギが「サイコーやん!」とサムズアップして会場がひとつになった。

さらにWアンコールで「この曲、日本でやりたかったんだよ」と急遽アニメ『デジモンアドベンチャー』のオープニング曲「Butter-Fly」カバーを演奏。そして「最後は俺らの曲で締めた方がいいね」と「STAY」をラストソングに選ぶと、その場で選曲。そして最後は、「みんなにもらったものは、絶対に返すから。『FaTe』お疲れさまでした!」とホンギが締めくくった。
タロットの「愚者(0)」は、旅の始まりを意味するカードだ。過去(愚者)の旅路が現在(太陽)の輝きとなり、未来(女帝)の実りへ――。運命といえるほど積み重ねてきた時間の先に、FTISLANDの新しい旅がまた始まる。『FaTe』の日本ツアーは、その予感を残して幕を閉じた。

取材・文/坂本ゆかり
写真/Kawado


【公演情報】
■公演名
FTISLAND Special Christmas Mini Concert 2026 – A WINTER’S NIGHT with TEAM FTISLAND –

●会場・公演日時
<横浜>パシフィコ横浜国立大ホール
2026年12月24日(木) 昼公演 14:00開場 15:00開演 / 夜公演 18:00開場 19:00開演

●券種・料金
<ファンクラブ先行>全席指定/オリジナルペンライト付 16,500円(税込)
<一般>全席指定/オリジナルペンライト付 17,500円(税込)
※未就学児童入場不可、小学生以上有料
※チケット料金の他、手数料が別途かかります
※入場時等、身分証や会員証を確認させていただく場合がございます。

※チケットなどの詳細は、公式ホームページよりご覧ください。
FTISLAND Official Website https://www.ftisland-official.jp/

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■公演名
2026 FNC KINGDOM - THE FLOATING BAZAAR -

●会場・公演日
ぴあアリーナMM
Day1: 2026年12月12日(土)  15:00開場 16:00開演
Day2: 2026年12月13日(日)  14:00開場 15:00開演

●参加アーティスト
FTISLAND、CNBLUE、JUNG HAEIN、N.Flying、SF9、P1Harmony、Hi-Fi Un!corn、AMPERS&ONE、AxMxP、FLARE U

●席種・料金
<各FC先行> 全席指定:25,000円(税込)
<FNCオフィシャル先行>全席指定:26,500円(税込)
<一般> 全席指定席:28,500円(税込)
※全席種FNC KINGDOMオリジナルペンライト付き
※未就学児童入場不可、小学生以上有料

※チケットなどの詳細は、公式ホームページよりご覧ください。
FNC KINGDOM Official Website https://www.fnckingdom.jp/

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